富士見町 超少子化対策へ子育て支援拡充

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富士見町は来年度、男女の出会いから結婚、出産、育児までの支援策を充実させる。第1子の誕生で10万円の出産祝い金を贈る制度を新設し、全ての新生児に対し町内店舗で使える「出産お祝いクーポン券」を1人につき2万円分発行する。出産・育児に関わる不安や経済的負担を軽減するとともに、従来からの婚活、子育て支援策にもより力を入れ、コロナ禍で加速した婚姻数や出生数の低下に歯止めをかけたい考えだ。

町は今年度、子ども課と住民福祉課が主体となり、未就園児を持つ家庭を対象に子育てアンケートを実施した。妊娠・出産に関し費用面がネックとなっているとの回答が一定数あったという。婚活や人口対策を担う総務課の担当係を交え、独身男女の出会いから教育までをパッケージ化した支援策を構築。2022年度当初予算案に事業費を計上した。

山梨県北杜市、原村との3市町村で構成する八ケ岳定住自立圏や、町独自の取り組みで引き続き出会いの場を創出する。諏訪地方の一部自治体が行っている結婚新生活支援事業を町でも開始し、新生活を始める新婚世帯向け(所得要件あり)に住宅取得・賃借費用などを助成する。

第1子出産祝い金には400万円を計上した。第2子以降は現行の家庭子育て補助金の支給を継続する。「出産お祝いクーポン券」は町内約100店舗で使える券で、事業費160万円を計上。「町全体で赤ちゃんの誕生を祝福したい」(子ども課)とし、各店舗には券を利用した買い物への特典を呼び掛けていくことも検討している。
 
全ての3歳未満児には、住民同士で 子育てを支え合うファミリーサポートセンター事業や民間による子育て支援事業で、1回700円まで無料で利用できる「子育て応援券」(20回分)を発行する。

同町の21年度の出生数は63人となる見込みで、現在の中学校の学年生徒数(平均120人)の半分近くになる。名取重治町長は「出会いから教育までの総合的支援策で、安心して出産、子育てできる環境にしたい。帰郷や町への移住を検討する子育て家庭にもPRしていく」としている。

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