「遺伝学の祖」メンデル展 諏訪湖博物館

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下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で8日から、遺伝の法則で知られるグレゴール・ヨハン・メンデル(1822~84年)に焦点を当てた「メンデル特別展」が始まる。「遺伝学の祖」と称されるメンデルの業績を広く伝えようと、後に「日本メンデル協会」を立ち上げた下諏訪町萩倉出身の遺伝学者、篠遠喜人さん(1895~1989年)の足跡も絡めて、研究の内容やその生涯を紹介している。12月18日まで。

メンデルが遺伝の法則の論文を発表してから150年の節目を記念した展示会。日本メンデル協会が、パネル展示で、メンデルの生涯や研究・発見の内容、遺伝の法則と現代生物学、日本における遺伝学の導入│などを紹介。併せて篠遠さんが収集し、現在は同博物館が所蔵する関連の書籍や記念メダルなど100点余りの資料を展示している。

篠遠さんは旧制諏訪中学校(現・諏訪清陵高)を経て東京帝国大学(現・東大)へ進学し、日本で最初に開設された遺伝学教室の学生となった。核型と進化、染色体の微細構造などの研究に打ち込み、後に理学部教授に。退任後は国際基督教大学の創設に関わり、学長も務めた。日本メンデル協会は、メンデルの業績を広く知ってもらう狙いで1984年に創設し、会長に就任した。

特別展では、エンドウの交配実験により導き出した「メンデルの法則」や、その研究が後に与えた影響などを分かりやすく解説。メンデルが作成したと伝えられるシダの標本や、篠遠さんが大切に保管していた国際基督教大学の設立時の資料なども並ぶ。

8日は午後1時30分から、現日本メンデル協会長で東大名誉教授の長田敏行さんのギャラリートーク「メンデル企画展の意図」(入場無料)を開催。11月12日にも同協会副会長で、東大大学院教授の河野重行さんのギャラリートークを行う。

開館時間は午前9時~午後5時(月曜、祝日の翌日は休館)。入館料は高校生以上350円、小中学生170円。問い合わせは同館(電話0266・27・1627)へ。

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