コロナワクチン3回目 初会場、県文で始まる

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3回目のワクチン接種を受ける希望者

県は、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種のため、上伊那圏域では初めての集団接種会場を県伊那文化会館(伊那市)に設置し、23日から接種を始めた。ワクチンはモデルナ社製で、25日までの3日間で1200人分を用意。今回の希望者は教職員らが多く、県は教育現場での感染拡大防止に期待しつつ、さらなる接種の加速を図る。

上伊那圏域にはこれまで、県によるワクチンの集団接種会場がなかった。希望者の利便性を図るため、追加接種に合わせて全圏域に置いた。

接種の対象者は、2回目の接種日から6カ月以上経過した18歳以上の人。県は、接種券が未着でも接種できる優先対象に、教育や福祉、交通機関などの従事者を挙げている。教育関係では、管内の小・中・高・特別支援学校などに学校単位で申し込んでもらい、効率良く接種できるように配慮した。

23日は348人が接種に訪れた。駒ケ根市の20代男性は、1、2回目の時に副反応で発熱した経験に触れつつ「重症化などに比べたら仕方がない」とし、感染による家族らへの影響の大きさを危惧。教員として働く伊那市の40代女性は「学校の子どもたちにうつしたくない」と語った。県による広域の接種会場の設置については、早めの対応や選択肢が増えたことから好意的な声が上がっていた。

今回のワクチンはモデルナ社製のため、以前にファイザー社製を利用した場合は「交互接種」になる。これまでと異なるワクチンを敬遠する声も聞かれるが、伊那市の50代女性は「不安はあるが、できるだけ早く接種をしたかった」と話していた。県は、同じワクチンを使用した場合と交互接種での安全性に差がないことなどを発信し、不安の解消に取り組んでいる。

県の感染症対策課ワクチン接種体制整備室の担当者は「3回目接種を加速させ、市町村の補完支援をしたい。早めに接種をしてほしいので、県会場を活用してもらいたい」と話していた。

24日の予約数は約350人、25日は約400人を見込んでいる。同会場での接種は、3月5、6の両日も予定し、2日間で計800人分を用意する。

県が18日に公表した速報値によると、県全体の年代別の接種率は65歳以上が19.6%と最多で、20~64歳は5~6%とほぼ横ばい。18~19歳が0.7%で最も低い。市町村別では、上伊那地域の各自治体の接種率はいずれも30%未満となっている。

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