石川文洋さん 「基地、平和、沖縄」を発刊

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現役の報道カメラマン石川文洋さん

現役の報道カメラマン石川文洋さん

報道写真家の石川文洋さん(78)=諏訪市尾玉町=は、元戦場カメラマンの視点で沖縄の現状を伝える「基地、平和、沖縄」を発刊した。沖縄が抱える課題が日本の問題として、より多くの人たちに考えるきっかけになることを願い、平和と命の大切さを訴えている。

石川さんは那覇市首里に生まれた。4歳で本土に移り、毎日映画社、朝日新聞社などに勤務。1965年からフリーカメラマンとして南ベトナムの首都サイゴンに滞在。4年間にわたりベトナム戦争を最前線で取材、膨大な写真を記録した。その後も北朝鮮、ボスニア・ヘルツェゴビナなど世界55カ国を取材。著書は「写真記録ベトナム戦争」など多数ある。

「基地、平和、沖縄」は、月刊「まなぶ」で2008年から連載した好評の「元戦場カメラマンの視点」から、沖縄に関するものをピックアップ、加筆、修正した。50余枚の写真を組み込み、「沖縄の米軍基地はすべての日本人の問題」から、「日本の役割、報道の役割」まで6章62項目で構成。沖縄に生きる人々の状況に寄り添い、基地があるゆえに起こるさまざまな問題と、正面から向き合っている。

石川さんがこれまで発刊した書籍、活動の根幹に、「事実から目をそらして平和を築くことはできない」を置き、戦争を知らない世代に講演会や撮影した写真を公開、平和と命がいかに大切かを問い掛けている。

「これからも報道活動に積極的に取り組み、『生涯現役』を目指したい」とし、自宅にいる時はJA上諏訪駅、諏訪湖周辺を歩き、アップダウンコースを楽しんでいる。

新日本出版社刊。定価2300円(税別)。全国の書店で販売。

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