”生き物と共生大事に” 富士見小で学習発表

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カゴメの関係者やクラスメートらに向けて、生物多様性学習の成果を発表する富士見小4年生

富士見町富士見小学校の4年生63人は25日、同町大平のカゴメ野菜生活ファーム富士見にある「生きものと共生する農場」で、1年間かけて取り組んだ生物多様性学習の成果を発表した。オンラインで行い、教室からカゴメのスタッフ、専門家に向けて感謝を伝えながら、継続的な昆虫観察の結果や学びの中での気づきを報告。自然や環境を守ることへの誓いを新たにした。

在来植物の植栽などにより昆虫全体を増やしたり、害虫を食べる土着の天敵昆虫を呼び込んだりし、生態系の力で虫による食害を抑制している農場。生物多様性保全の大切さを楽しみながら学べる場でもあり、児童たちは総合学習で繰り返し訪れ、インセクトハウス(虫の巣箱)も制作して観察してきた。

2クラス・4グループごとに発表し、観察結果に基づいて農場周辺にいる虫の種類や数、虫たちが好む場所やすみかを報告した。イボバッタやハグロトンボ、ヒメタニシなども見られたといい、「環境がいいから虫が戻ってきたと思う」と話した。

チョウは害虫か 否かを考えたグループは「幼虫の時にキャベツの葉を食べてしまうけれど、成虫は受粉の手伝いをしてくれる」として、益虫でもあると発表。生き物との共生や環境の保全のために、虫よけ効果がある作物を野菜のそばに植えたり、天敵昆虫の力を借りたりして、農薬を使わずに食害を減らす取り組みが大切―と伝えた。

カゴメからは、同農場の取り組みを担当する東京本社品質保証部環境システムグループの綿田圭一さん、先生役として児童の活動を応援した同ファームの片岡雅大さんが参加。同社がコンサルティングを依頼する生物多様性保全の専門家、北澤哲弥さんは学習成果をたたえ、「いろいろな環境があることが大事。これからも自然、環境を大切にしていってください」と語り掛けていた。

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