「仮置き場」で木やり奉納 原と泉野の保存会

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本宮二の柱(手前左)に向かって、山出しで歌う木やりを響かせた

4月の諏訪大社御柱祭の山出しを前に、原村と茅野市泉野の木やり師が26日、両市村の境にある御柱用材8本の「仮置き場」で木やりを奉納した。山出しの曳行が車両運搬に決まったことを受けて、山出しで大勢の氏子に向かって歌うはずだった木やりを披露。「原・泉野」が担当する本宮二の柱の前で、御柱への感謝や今後の安全無事を願って、木やり師一人ひとりが高らかに響かせた。

原村木遣保存会と茅野市木遣保存会に所属する10~80代の木やり師12人、原・泉野の大総代3人が参加。木やり師たちは「御小屋のモミの木 里に下りて神となる」から始め、1人ずつ交代しながら、それぞれ穴山の大曲や木落し、川越しなどの場面で歌う木やりを響かせ、最後は全員で「山の神様お願いだ」と力強く伸びやかに歌い上げた。

今回の御柱祭では、原・泉野両地区の木やり師が集まるのはこの日が初めて。最高齢の上島章宏さん(82)=同村柏木=は「自然に向かって歌うのは気分が違うし、楽しい」と笑顔。同市泉野の三浦房和さん(58)も「山もきれいに見えて、とても気持ち良かった」と話した。

原村木遣保存会の小林金茂会長(68)=同村中新田=は「コロナ下でどうなるか分からないが、神事はきちんと執り行いたい。元気よく里曳きができたら」と願っていた。

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