若者地元定着へ 伊那市初の企業向けセミナー

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若者の地元定着に向けた企業向けセミナーへの参加を呼び掛ける女性職員=伊那市役所

伊那市は、人口動態の分析結果と同市から移住した人を対象にした意識調査を基に、若者の地元定着やUターン促進策を考える初の企業向けオンラインセミナー「仕事で伊那谷の未来を考える」を11日午後2時から実施する。当日は人口問題に詳しいニッセイ基礎研究所の天野馨南子人口動態シニアリーダーを講師に、地元就職につながる企業の改善点などを学ぶ。

市は昨年、過去10年間の人口の変化を示す人口動態を詳細に分析。その結果、地区外流出は「20~24歳女性」が最も多く、次いで「15~19歳男性」「15~19歳女性」「20~24歳男性」となった。昨年8月には市内の高校生、大学生と首都圏在住の学生、社会人を対象に意識調査を実施。特に若い女性は、仕事上でのキャリアアップやスキルアップ志向が強かった。

さらに就職を目指す若者に地元企業について聞いたところ、ホームページなどの情報では「企業の特長や魅力が十分に伝わっていない」という意見もあり、地元出身者が古里で就職する機会を逃している傾向が浮き彫りになった。

今回のオンラインセミナーでは各種の分析データを踏まえ、若者の地元就職につながるヒントや若者の地元定着のポイントを学ぶ。

講師の天野さんは東京大学卒業。総務省統計局の国勢調査有識者会議や内閣府少子化対策検討会のメンバーも務める。セミナーのテーマは「伊那市人口減少の真実の姿~新たなる扉をいま、開く時」。

伊那市地域創造課人口増推進係は「若い世代が『伊那谷で暮らしたい』と未来を描けるように、何ができるのかを考えるきっかけにしたい」とし、「企業の皆さんの協力を得ながら行政も一丸となって改善に取り組みたい。セミナーには多くの方に参加してほしい」と呼び掛けている。

対象は企業経営者や人事担当者。参加無料。事前申込制。申し込みは9日までに専用フォーム(https://forms.gle/6SkQqjBavzgmwYGu8)へ。問い合わせは同市(電話0265・78・4111)へ。

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