坂戸橋の桜並木 枯れた老木増え伐採着手

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ソメイヨシノの伐採作業が行われている坂戸橋そばの県道

中川村は2月28日、県が進めている県道大草坂戸線「坂戸橋」(国重要文化財)の補修工事に合わせて、坂戸橋そばの桜並木の伐採作業に着手した。桜の名所として親しまれてきたものの、いずれも樹齢90年ほどで枯れ木が目立つようになり倒木の恐れがあることから、「苦渋の決断」となった。来年度にサクラの木を新たに植樹し、近い将来、「坂戸峡の桜」の景観を取り戻したい考えだ。

桜は、国道153号から橋につながる県道約100メートル区間の両脇に植わる。坂戸橋の完成を記念し、1933年にソメイヨシノが植樹された。現存するのは、枯れ株を含めて約40本。樹勢が衰えるとともに、病気にかかり幹の内部が空洞化している木も。落枝や倒木の危険性が高まり、県道を通る車への影響が不安視されていた。専門家からも「道路下の根が弱っていて、樹勢の回復は難しい」との診断を受けたという。

伐採作業では県道両脇の木すべてを切る予定で、10日に完了する見込み。近くに住む70代男性は「半世紀前が最盛期だった。白い桜が連なり、それこそ花のトンネルのようだった」と懐かしみ、「寿命が来ているだけに仕方ないこと」。30代男性は「きれいな景色だっただけに残念。新たに生まれ変わるのを心待ちにしたい」と期待した。

村建設環境課建設係は「新たにサクラの若木を植栽し、将来的には、今までのような桜の景観を取り戻せるようにしたい」としている。

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