胎内仏納め直す 仏法紹隆寺の普賢菩薩騎象像

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特別祈願法要で胎内仏を普賢菩薩騎象像内に納め直し、騎象像が元の姿に戻った

特別祈願法要で胎内仏を普賢菩薩騎象像内に納め直し、騎象像が元の姿に戻った

諏訪市四賀の仏法紹隆寺は8日、所蔵する普賢菩薩騎象像の修復を記念した特別祈願法要を同寺で行った。騎象像の内部から発見された胎内仏「菩薩像胎内入仏」を像に納め直し、今春までに修復を終えた騎象像を含めて元の姿に戻った。併せて諏訪東京理科大(茅野市)に依頼して3Dプリンターで作った胎内仏の複製の公開も始まった。

菩薩像は織田信長軍の兵火で失われ、1593年に作り直された。1868年の神仏分離令で普賢堂が取り壊される中、信仰心のあつい住民らが運び出したとされる。この際についた傷などを修復するため、昨年6月から県内仏師が解体修理し、今年3月に終了した。

胎内仏(高さ2・7センチ)は、修理を進めていた昨年末に像の中から発見された。同寺は本来の姿を後世に伝えるため胎内仏を像の中に戻すことを決める一方、胎内仏を公開することで諏訪の信仰の理解につながればと複製を作ることにした。

法要には檀家の住民ら約40人が参列。僧が菩薩像の腹部を開け、内部の細い穴に納まるよう胎内仏を置いた。像の修復の支援者の名前を書いた紙を一緒に納めた。

同寺普賢堂では、同大工学部の市川純章教授に依頼して9月以降に3Dプリンターでデータ化して作った複製を公開。実物大と、2倍の大きさの像をそれぞれ展示した。

複製を見た近くの北澤良朝さん(69)は「これが像の中に入っていることに驚く。神仏はすごい」。岩崎宥昶住職(70)は「(騎象像が)修復を終えて元の姿に戻った。諏訪の信仰の要として住民に平安を招いてほしい」と願った。

同日は諏訪市文化財専門審議会の松下芳敍委員長や飯田市美術博物館学芸員の織田顕行さんの講演もあった。

騎象像と 胎内仏の複製は11月23日まで公開している。拝観料は 300円(高校生以下無料)。水曜休館(祝日除く)。

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