諏訪大社工事に大芝村有林アカマツ 南箕輪村

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諏訪大社上社本宮に提供された大芝村有林のアカマツ(南箕輪村提供)

南箕輪村は4日、諏訪大社が上社本宮(諏訪市)で進める重要文化財保存修理事業に、同村大芝高原村有林のアカマツが利用されると発表した。今年度の森林整備事業で伐採した大径木のアカマツ14本を提供。新年度以降の工事で、重要文化財建造物の柱や梁の用材として活用される見込みだ。

村ではアカマツの有効利用の一つとして、寺社仏閣などでの活用に向けた交渉や相談を林業、木材関係者と行ってきた。村内在住の重要文化財諏訪大社上社本宮の設計士にアカマツの活用を相談。昨年12月、建造宮大工ら諏訪大社関係者に村有林内で伐採した大径木アカマツを確認してもらったところ、「非常にいい木なので活用させてもらいたい」との評価を受けた。

提供したのは、幹の直径50センチ以上のアカマツで、樹齢は80~100年ほど。大芝高原「みんなの森」の赤松の小屋付近で伐採し、すでに村有林内から運び出されている。製材・乾燥させ、約1年後に建材として利用されるという。

諏訪大社上社本宮の同事業は2019年11月から25年までの期間で行われ、国指定重要文化財の布橋を含めた9棟を対象に実施している。現在は22年5月末までの1期工事が行われており、村によると、大芝村有林のアカマツ材は2期工事で使用される。24日には諏訪大社上社本宮の北島和孝宮司が村役場を訪れ、事業内容などを説明するという。

藤城栄文村長は「大芝高原のアカマツのブランドを高めるためにも、いい結果が出せた」と手応えを強調。村産業課は「地元材として、今後は村内公共施設への展開も考えていく」としている。

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