通学路の安全安心考える 春富中1年生も発表

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通学路の安全対策について発表する春富中学校1年生

伊那市と舗装大手の大成ロテック(東京)による「道路空間整備システム構築プロジェクトチーム」は5日、「第2回安全安心な移動を考えるオープン報告会」をオンラインで開いた。「通学路は私たちが変えていく~伊那市の自転車通学の現状とその未来」をテーマに、基調講演や活動報告、パネル討論を通じ、通学路の安全対策について考えた。約60人が視聴した。

市と大成ロテックが2020年11月に締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環。昨年6月に千葉県八街市で起きた小学生の死傷事故を受け、通学路の安全対策が改めて課題となる中、同プロジェクトでは通学路を利用する当事者である中学生自身が危険箇所を抽出し、提案するシステムの構築に取り組んでいる。この日は市や国、県の関係者のほか、同市春富中学校1年生が参加し、通学路に関する活動を報告した。

生徒たちは1~3のクラスごと通学路の危険箇所を取り上げ、具体的な安全対策を発表。街灯が暗く、夜になると危険な場所があるとし、ドライバーに気づいてもらえるようキーホルダー型や腕時計型のLED(発光ダイオード)ライトを提案した。道幅が狭い道路は空き地を活用して自転車・歩行者専用道路を設けたり、バス停を移動したりすることを提言したほか、路肩が狭い場所は白線を引き直したり、水路にふたをしたりすることなども要望した。

国土交通省道路局参事官・自転車活用推進本部事務局次長の金籠史彦さんは「利用者目線の意見、提案。これまでは一方通行のコミュニケーションだった」とし、生徒たちの取り組みを評価。県道路管理課長の太田茂登さんは「道路の安全対策は歩道の整備がメインだったが、歩道を造るのは時間がかかる。すぐにできることから取り組んでいきたい」と応じていた。

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