県防災ヘリ事故5年 松本で追悼式

LINEで送る
Pocket

献花台に花を手向け、亡くなった隊員の冥福を祈る遺族=松本市の県松本平広域公園

松本市と岡谷市にまたがる鉢伏山の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し、隊員9人が死亡した事故から5年となった5日、慰霊碑のある松本市の県松本平広域公園で追悼式が開かれた。遺族や消防関係者ら53人が参列。慰霊碑に献花し、隊員の冥福を祈った。

式典で阿部守一知事は「事故から5年が経過し、安全確保を第一に考えた新たな航空隊の運用も始まった。9人の遺志を胸に、県民の期待に応える活動に取り組んでいく」と述べた。水崎厚史消防航空隊長(48)は「事故の教訓を風化させることなく、安全第一の思いを受け継いでいく」と誓った。

亡くなった高嶋典俊隊員の父・俊郎さん(72)=松本市=は式典後、「長いようで短い5年間だったが、1日たりとも事故を忘れることはなかった」と振り返り、航空隊に「安全をしっかり確認して活躍してほしい」と求めた。

事故は2017年3月5日に発生。松本市側の鉢伏山山中に墜落し、搭乗していた機長や消防隊員ら9人全員が死亡した。航空隊は、昨年4月から新機体での運航を開始。同年12月からは、標高2500メートル以上の山岳遭難救助も再開した。

おすすめ情報

PAGE TOP