伊那市中心に活気を 島田屋ホテルオープン

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リニューアルオープンした「島田屋ホテル」のフロント

JR伊那市駅近くの「島田屋ホテル」が7日、リニューアルオープンした。飲食店を運営する「はしばコーポレーション」(伊那市)が、2020年9月に破産した「島田屋」(同)の土地、建物を取得し、改装工事を進めていた。建物はかつてビジネスホテルのほか、衣料品店や宝飾店が営業し、中心市街地の顔として親しまれてきた。そうした歴史も踏まえ、「まちのにぎわいの拠点」として再生し、地域の活性化につなげていきたい考えだ。

建物は鉄筋コンクリート造り地上4階・地下1階建て。延べ床面積は約2300平方メートル。ホテルは3、4階に入り、客室は22(シングル15、ダブル4、ツイン3)。客室やロビー、フロントなどの内装を中心に「昭和レトロ」の雰囲気を残しつつ、老朽化し傷んでいた壁や床、天井などを張り替えたり、照明をすべて発光ダイオード(LED)に変えたりした。

新型コロナウイルス感染防止対策として各部屋のドアには暗証番号キーによるチェックインシステムを導入。フロントでの対面によるチェックインの手続きなしに入室できるようにした。都会からのワーケーションやリモートワークの受け入れのため、来年度にはコワーキングスペースも整備する予定だ。

一方、1階には市内の雑貨店が運営するカフェが先行オープン。地域のにぎわいの拠点になりつつあるという。今後、同ホテルも周辺の飲食店とコラボした宿泊プランを始める予定のほか、アウトドアやアクティビティーなど地域の観光コンテンツとの連携も視野に入れる。

八木択真社長(43)は「ニシザワデパートがなくなる中で、島田屋も中心市街地のシンボル的な建物として何とか守っていくことで、まちを盛り上げていく機運が高まれば」と話している。

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