EVシェアリング 飯島町が実証実験

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EVを囲み、実証実験に向けて準備する紡縁社のスタッフら=千人塚公園

飯島町は、キャンプ場がある同町七久保の千人塚公園を拠点に、電気自動車(EV)のシェアリングを観光の二次交通に利用する実証実験を9~15日に行う。マイカーではなく、高速バスなどを用いて町内を訪れる人たちの移動手段として検証。車を持たない都市部などからの観光客の来訪意欲につながるか見極め、関係人口の創出や周遊観光促進の一助にする。

仕事と休暇を両立する人たちの誘客を図る「飯島流ワーケーション」事業の本格化に向けて実施する。公園を管理、運営する紡縁社(同町)と、地域活性化に取り組むHYAKUSHO(塩尻市)、スマートモビリティシステムのZenmov(東京)に委託。期間中にキャンプ場を利用する二つのグループにシェアして貸し出し、滞在中の足として利用してもらう。

「車で自由に動けることで、さまざまな場所に足を延ばしてもらえる。駅やバス停との往復だけでなく、新たなつながりもできるはず」と、紡縁社代表の宮下広和さん、正子さん夫妻。「農家や魅力ある取り組みをしている人らと結ぶなどして、訪れる人たちに公園だけではない町周辺の素晴らしさを発信する機会にしたい」と期待する。

町はワーケーション事業の一環で、千人塚公園内の既存施設をテレワーク拠点にする整備も進めている。一方で来訪者の玄関口となる駅や高速バス停などと公園を結ぶ二次交通は、タクシーなどに限られて乏しいのが現状だ。

実証実験は国の地方創生テレワーク交付金を活用して実施し、町地域創造課は「交通手段のあり方と共に、車を使ってどのように周辺地域に人が流れるか検証したい。坂道が多い地域の道路環境にEVが適しているかなども確認したい」と説明する。

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