震災11年 被災地に心寄せる上伊那地方

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地震発生時刻に合わせて黙とうする伊那市東部中の生徒たち

東日本大震災から11年を迎えた11日、上伊那地方の各地で犠牲者を悼む祈りがささげられた。学校や職場、自宅などからそれぞれ被災地の人たちに心を寄せ、地震発生時刻の午後2時46分に黙とう。震災に伴う東京電力福島第1原発の事故を踏まえ、街頭では各種団体が原発をなくそうとのぼり旗を掲げてアピールするとともに、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナへの連帯も示した。

被災した仙台市高砂中学校に桜を贈り交流を続けている伊那市東部中学校では、生徒520人余が黙とうした。市のサイレンに合わせ、被災地に向けて静かに目を閉じた。追悼に先立ち、生徒会は昼休みに校内放送を使い、「次の世代へ地震の怖さ、教訓を受け継いでいく。被災した方々の思いに向き合おう」と呼び掛けた。

両校の交流活動は、今年度で10年目を迎えた。津波の塩害で枯れてしまった桜の代わりとして、タカトオコヒガンザクラを高砂中に植えたことから始まり、「さくらプロジェクト」と呼んでいる。

ともに2年で、生徒会長の村上創さんは「記憶を風化させることなく、自分たちの防災にもつなげていく」。池上絢音さんは「心の復興はまだ終わっていないと聞く。被災地のことを忘れずにいたい」と話した。

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