現新一騎打ちの公算 伊那市長選告示まで1カ月

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任期満了に伴う伊那市長選は4月17日の告示まで約1カ月に迫った。これまでに新人で元市議の八木択真氏(43)=無所属、山寺=と、現職で3期目の白鳥孝氏(66)=無所属、西箕輪=の2人が立候補を表明。現職新人の一騎打ちによる選挙戦の公算が大きくなっている。両氏ともすでに政策発表を行うなど、現市政の評価を争点に前哨戦を活発化させている。

2018年の前回選に続き挑戦する八木氏は、昨年11月に立候補を正式表明した。組織的な選挙活動には頼らず、支持者と共に草の根運動を展開して浸透を図る。

戸別訪問や朝のつじ立ち、小規模の集会、さらにはインターネットを通じた発信などで新しい伊那市像を訴え、賛同の輪を広げてきた。同市荒井に事務所を構え、13日には政策を発表した。

組織によらない選挙戦について「いろんな人ができることをやってくれるので大事にしたい」と八木氏。「地域の課題は複雑化し、価値観は多様化しているので、横一線で関わるべき」とした。

今後も戸別訪問などで、有権者との対話を続ける。事務所を会場に、若い世代を中心にした市民と語らう場を定期的に設ける予定という。

八木氏は「幅広い年代が、次の伊那に進もうと思ってくれていると実感している。なるべく多くの方に、われわれの思いを届ける」と述べた。

本来なら本格的な後援会活動に入るはずの1月から新型コロナウイルスの感染が再拡大した。白鳥氏後援会の尾崎祐一郎事務局長(67)は「過去3回とは違い、コロナ感染対策で集会ができない。不特定多数の人と会って感染があってはいけないので、白鳥本人の戸別訪問も控えている。今回ほど活動の難しさを感じたことはない」という。

今回の市長選では、集会を開かない代わりに市内全域にある100を超える後援会支部組織が精力的に活動を展開。後援会報の配布や住民への声掛けを通じて支持を広げる。後援会本部は「現職は守りの選挙になりがち。油断せず一致団結を」と陣営を引き締め、18歳以上の若い有権者に対するアピールも行う。

白鳥氏は2月から朝夕の公務時間外に地元企業へのあいさつ回りをスタート。これまでの財政健全化やインフラ整備などの実績を強調し、4期目の政策の柱とする福祉施策などを詳しく訴えている。

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