次世代育成へ機織り シルクおかやプログラム

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養蚕から関わってきた絹糸を使い機織りを体験する受講者

養蚕から製品化までの過程を体験する岡谷蚕糸博物館(岡谷市)の「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」は19日から、機織り体験を同市中央町の岡谷絹工房で行っている。一連のプログラムの最終段階で、受講者7人が自らが手掛けてきた絹糸を使い1枚のストールを織り上げる。

「岡谷シルク」の将来を支える人材育成を目的に、同市内で養蚕から製糸、製品化まで年間通して体験する教育プログラム。今年度は諏訪地方を中心に20~60代の男女7人が受講。昨年4月から桑園での桑の木の手入れ、三沢区民農園での春蚕と秋蚕の飼育、宮坂製糸所での繰糸体験などを行ってきた。

1年間の活動の集大成となる機織りは4月23日までの日程で、1人2日間かけて幅30センチ、長さ1.6メートルのストールの完成を目指す。使用するシルクは受講者が養蚕から関わってきた糸で、横糸は梅の木の枝を材料に自ら染めたもの。整経や機仕掛けなど機織りの準備工程から研修し、理解を深めてきた。

機織り初日の19日は受講者2人が、岡谷絹工房の会員らの指導を受けて織り始めた。茅野市の女性(67)は「機織りが一番楽しみだったので、操作は難しいけどうれしい。出来上がったら使うのがもったいなくなりそう」と笑顔で話していた。

完成したストールは4月29日の「シルクフェアinおかや」で展示する予定。同館では来年度も同プログラムの実施を計画している。

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