信大学生主体46年目観測 諏訪湖データ蓄積

LINEで送る
Pocket

信州大学諏訪臨湖実験所に在籍する学生らが主体となって行った定期観測

信州大学理学部付属諏訪臨湖実験所(諏訪市湖岸通り)の学生が主体となり、毎年3~12月に原則隔週で実施している諏訪湖の中心部付近の定期観測が始まっている。46年目となる今年も学生たちが正確な観測を心掛けている。

定期観測は1977年から続いており、5年ごとに結果がまとめられる。蓄積されたデータは湖の経年変化を読み解く上で大切な資料の一つといえる。今年は8日から始まった。

23日は同実験所長の宮原裕一教授と学生ら4人が湖上に出て、水温、溶存酸素量、透明度、プランクトンの種類や量、緑色の色素で光合成に必要な主要物質のクロロフィルなどを調べた。専用の観測機器を使い、センサーを水中に沈めて水深別の状況を調べたり、水を採取したりしていた。

氷点下の朝、風を切って観測地点に向かう舟の上の体感は真冬のような寒さで、学生たちは身をかがめながら準備を整え、岸から約2キロ沖の地点で観測を続けていた。

参加した龍野紘明さん(24)は今年が3年目の定期観測。「今から過去に戻って水質を観測することができないように、将来の人はきょうのデータを自らの手で観測することができない。将来にわたって残るデータになるので慎重に取り組みたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP