勇壮 東野大獅子 飯田お練りまつりが開幕

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7年の眠りから覚めて大暴れする東野大獅子と対峙(たいじ)する宇天王=飯田市錦町

飯田市の大宮諏訪神社で7年目に一度行われる式年大祭に合わせ、「丘の上」と呼ばれる同市の中心市街地で民俗芸能が共演する「飯田お練りまつり」が25日開幕した。お練りの年だけに見られる「東野大獅子」や「本町三丁目大名行列」など約30団体が出演。”南信最大級”の祭りとして27日までの3日間、歩行者天国にした路上で獅子舞や和太鼓の演奏を繰り広げる。

大祭は御柱祭に代わり、神が宿ったみこしをまつる式年行事。お練りまつりは慶安5(1652)年、当時の飯田城主が城下町の安泰を祈って始めたとされる。出演団体のうち、東野大獅子は同市東野地区の氏子318人による保存会が継承。獅子は24日に同市宮ノ上の太子堂で7年ぶりに目覚め、25日早朝からJR飯田駅近くで舞い始めた。

東野大獅子は大暴れする獅子と獅子を静め眠りにつかせる宇天王の駆け引きを表現。保存会員は全長25メートルの胴体を表す屋台を背負った重さ約30キロの獅子頭を、数十秒間隔で交代しながら操り、勇壮な舞いを披露した。菅沼敬一保存会長(60)は「大獅子には疫病退散や地域安寧の意味が込められている。普段以上の舞いを披露してコロナ禍を払拭し、地元の人を元気づけたい」と意気込んだ。

出演団体は期間中、住民や事業所から「所望」と呼ばれる寄付金を受けながら芸能を披露する。

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