「御柱清めの水かけ」へ 地元4区準備と練習

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宮川の水を中継ますまでくみ上げる消防団員。宮川橋(右奥)の上で4月2日、大総代による「御柱清めの水かけ」を行う=27日午後、茅野市宮川

諏訪大社御柱祭の上社山出しで、「川越し」に代わって行われる「御柱清めの水かけ」の準備と予行練習が27日、茅野市宮川の県道に架かる宮川橋周辺であった。安国寺、中河原、宮川新井、高部の地元4区が奉仕。宮川の雪解け水を消防ポンプでくみ上げ、トレーラーに2本ずつ載せて搬送される上社8本の御柱を各担当地区の大総代による放水で清める。段取りを確認し、4月2日の本番に向けて団結を深めた。

川越しは上社山出しの見せ場の一つ。V字型のメドデコに氏子が乗りながら勇壮に川を渡り、対岸にある山出しの終点・御柱屋敷(安国寺)に曳き着ける。地元の小海昌訓大総代が中心となり、トレーラー搬送でもできる御柱清めの方法を模索。さまざまな案の中から、ポンプと中継ますを使って橋上で宮川の水をかける形に決めた。

橋上の停車時間は5分を目途とし、本宮一、前宮一之御柱を搬送するトレーラーから順に、2分間の「清めの水かけ」を行う。橋のたもとに置いた2基の中継ますに宮川の水をくみ上げ、そこから延ばすホースの筒先を大総代が持ち、トレーラーの後方(右岸側)から水をかける。木やり衆とラッパ隊は人数制限をして上流側の歩道に立つ。

小海大総代は「地元に任せてほしいと引き受けた。受けたからにはきちんとやる」と決意を新たに。安国寺が責任を持って行う方針でいたが、各区が協力を申し出てくれたといい、「4区でできることは本当に心強い」と感慨深げに話した。区の役員や祭典委員、消防団員らが奉仕する。

この日は河川敷の環境整備やのぼり旗の設置作業も進めた。当日は橋の欄干に横断幕を掲げるほか、各地区の氏子に「密」を避ける協力を呼び掛けていく。安国寺区の中村好宏区長は「川越しや御柱屋敷がある御柱の地域。いまできる形で御柱をお清めし、少しでも楽しく、思い出に残る山出しにしたい」と語った。

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