2022年3月30日付

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デジタル技術普及の波は確実に日々の暮らしに影響を及ぼしている。企業活動の新展開、行政による住民サービスなど波及する範囲は広い。生活の便利さを高めるため高齢者らがもっとも恩恵を受けるべき対象であるとの指摘もある▼「第4次産業革命」と呼ばれるデジタル技術による革新。DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉自体は徐々に耳慣れてきたが、まだ日常生活がどう変化するのか想像が及ばない▼先日、諏訪圏ものづくり推進機構などが実施主体となって公立諏訪東京理科大学(茅野市)の学生が企業のDX推進に向けてアイデアを出すコンテストが開かれた。学生はチームごとタッチパネル式の端末に入力・送信して生産管理する仕組みや物品管理をバーコード管理にするシステムなどを提案していた▼学生は企業を訪問して現場の課題を確認し、解決策を考えた。課題や展望を説明しながらの具体的なアイデアに感心した。中小企業ではDXを進めるための人材確保が必須だ。学生たちが地域企業の未来について真剣に考えてくれることはとても有益だと感じる▼デジタルの技術革新のさらなる普及に向けて、苦手意識もある高齢者らに暮らしに役立つことを分かりやすく説明し、利用してもらうことが大切になる。せっかくの技術に付いていかれずに生活の格差を広げないよう、さまざまな場面で丁寧に進めてほしい。

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