市文化センター「残すべき」 上諏訪駅周辺の将来構想

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諏訪市のJR上諏訪駅周辺一帯の将来構想を考える「駅周辺市街地あり方検討会」の第4回会合は12日、市役所で開き、旧東洋バルヴ諏訪工場跡地(湖岸通り)や周辺の市有生涯学習施設のあり方を議論した。老朽化が課題の市文化センターについて委員からは「残すべき」との意見が多かった。

旧東洋バルヴ跡地と周辺文化施設について意見交換した検討会

旧東洋バルヴ跡地と周辺文化施設について意見交換した検討会

東バル跡地の建屋に関しては、諏訪圏工業メッセ規模の催しが実施できるよう、現在の建屋の建て替えを含めホールが必要との指摘が出た。

築54年が経過する文化センターは一昨年に国登録有形文化財になった文化的価値や歴史的な背景から、残すべきとの意見が上がった。市教育委員会は同センターの課題について、耐震診断が未実施な点やホールのつり天井裏に設備が増設されたことに伴う落下防止対策などを挙げた。

生涯学習施設ではほかに、市公民館とカルチャーホームすわ(働く婦人の家・勤労青少年ホーム)もテーマにし、市教委はいずれも耐震改修が未実施だとした。

東バル跡地は面積約7万3000平方メートルで、市土地開発公社が先行取得するなどした。市が買い取りを進めているが、8月末現在で4万8000平方メートル余(簿価で約22億円)の買い取りが残っている。

跡地の建屋について、市は工業メッセが20回を迎える2021年度までは維持すると説明した。委員からは跡地利用について、隣接する諏訪赤十字病院の将来的な建て替えを見据え、「(跡地に)建て替えの土地の確保を」との意見が出された。

委員からは「市全体の公共施設のバランスを踏まえて検討してほしい」との意見や、「時間軸を考えて」とスピード感を持って検討すべきとの声が上がった。

次回は来年1月下旬に予定する。金子ゆかり市長は、各委員に東バル跡地と周辺生涯学習施設の利用のあり方について提言してほしいと呼び掛け、「(次回会合で)少し方向性が見えるようにしたい」と述べた。

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