北杜夫を再発見 信大中央図書館で作品紹介

LINEで送る
Pocket

貴重な蔵書や資料が展示されている「北杜夫没後5年展」=松本市の信大中央図書館

貴重な蔵書や資料が展示されている「北杜夫没後5年展」=松本市の信大中央図書館

旧制松本高校出身で2011年に84歳で急逝した作家、北杜夫さんの「没後5年展」が、信州大学の中央図書館(松本市)で開かれている。昨年7月に家族から寄贈された「北杜夫文庫」の中から、貴重なサイン入り著書や自筆の短歌、エッセー原稿などが展示され、信州松本が育んだ作家の作品世界を余すことなく伝えている。

図書館1階の展示コーナーには、旧制松高時代に愛用していたドイツ語の参考書、校歌などが入ったカセットテープのほか、松本にゆかりのある著作など約20点が展示された。いずれも「北杜夫文庫」収蔵で、この機会にしか見られない貴重な資料という。北さんの原作で、11月に公開される映画「ぼくのおじさん」の児童作品も展示してある。

「幽霊」「どくとるマンボウ昆虫記」などの作品の中から、信州の山々や松本を描いた文章の抜粋部分と、その表現から連想させる写真をそれぞれ組み合わせて展示し、来場者の目を引いている。旧制松高時代の写真では、青春を謳歌する姿や当時の松本市内が写っている。

中央図書館の村田輝副館長は「信州松本が育んだ作家の作品を振り返り、あらためて北杜夫を再発見する機会にしてほしい」と話している。医学部図書館でも同時展示を始め、精神科医でもあった医師としての姿を紹介している。

11月7日まで。中央図書館の開館時間は平日午前8時45分~午後10時。土日祝日は午前10時~午後7時。入場無料。問い合わせは同図書館(電話0263・37・2171)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP