2022年4月1日付

LINEで送る
Pocket

新年度はなぜ4月から始まるのか。カレンダーは1月から始まっているのに。法律では国や地方自治体の会計年度は4月1日から翌年3月31日までと規定されており、明治時代から続くという。税金を納める時期に合わせたという説があるようだ▼春の日差しのように晴れやかな気持ちで迎えたい1年の区切りだが、今年は「値上げの春」とも言われる。小麦や大豆などの原材料価格の高騰で幅広い商品の値段が上がる。折からの燃料価格の高騰もあり、負担が重くのしかかる▼暮らしに関わる大きな制度改正もある。改正民法の施行に伴い成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。18歳から親の同意なしに携帯電話などの契約ができるようになる。ただ、成人式については引き続き20歳を対象とする自治体が多い。受験の時期と重なることなどへの懸念があるためという▼ここ2年ほどは成人式も新型コロナの影響を受けてきた。成人式の意義を改めて考える機会にもなったのではないか。特に近年の成人式では多くの市町村長からUターンを促す言葉が聞かれる。人口減少を受け、若者の地元定着をどう図っていくかが大きな課題になっているためだ▼高校卒業後、進学などで地元を離れる若者も多い。20歳といえば大学なら折り返し、短大や専門学校なら卒業の時期に当たる。大人になる喜びとともに、ふるさとを再認識する、そんな門出になればいい。

おすすめ情報

PAGE TOP