2022年4月2日付

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真新しいスーツ姿で辞令を受け取る若者たち。新年度を迎えた1日、多くの企業や官公庁で辞令交付式が行われた。毎年のことだが緊張しながらも希望に満ちた表情で式に臨む新人の姿に、団塊ジュニア世代の私も元気をもらっている▼改正民法の施行に伴い、成人年齢が18歳に引き下げられた。親の同意なくさまざまな契約を行えるようになったことで消費者トラブルの増加が懸念されている。あくまでも法律上の大人。個人的な見解だが自分の行動に責任を持ち、経済的に自立してこその大人だと信じている▼弊紙上伊那版で20年以上続く企画「ぼくの夢わたしの夢」では毎年小学6年生が語る将来の夢を掲載している。スポーツ選手、パティシエ、公務員など定番の職業に交じり、近年はユーチューバーと答える児童が目立ってきた▼一方で教育メディア「おうち教材の森」が中学生以下の子を持つ親を対象に実施した調査によると「子どもに就いてほしくない職業」はユーチューバーが断トツの1位。以下芸能人、自衛隊、政治家と続き、堅実で安定した将来を期待する親の意向がうかがえる▼「夢や希望だけで通用するほど現実は甘くない」。辞令交付式に臨んだ新入職員からそんな言葉を聞いた。理性的な判断だとは思うが、堅実な生き方だけが「正解」とは限らない。たった一度の人生。若い世代にしか抱けない夢や希望も大切にしてほしい。

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