御射山神社御柱祭 建て御柱無事に

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建て御柱の最後を飾ったのは四の柱。中川村葛島の氏子らが万歳三唱して祝った

伊那谷最大級の御柱祭とされる御射山神社(下伊那郡松川町上片桐)式年御柱祭の大祭は2日に開き、建て御柱を行った。神社境内に4本の御柱が垂直に建ち、今御柱祭は終幕。コロナ禍で人力による曳行を取りやめるなど制約を余儀なくされたものの、伝統祭事を引き継ぎ完遂した氏子たち。万感の思いで柱を見上げ、万歳を三唱、次回の大祭(2028年)に思いをはせた。

従来の大祭だと、氏子たちが柱を神社まで曳く「里曳き」と建て御柱を行うが、里曳きは取りやめた。神社駐車場に安置していた4本の柱を、重機を使って境内に運び込んだ。一の柱を担ったのは上片桐、二の柱は飯島町七久保、三の柱は中川村片桐、四の柱は同村葛島。密集を避けるために地区ごとに入れ替わり、一の柱から順次建てていった。境内には「力をそろえて、お願いだ」の木やりが響き、「よいさ、よいさ」の掛け声で後押し。ワイヤの付いた柱はぐんぐん角度を上げて、まっすぐに。地区ごとに万歳を三唱し、達成感を味わった。

同御柱祭は享保7(1722)年に諏訪大社に倣って始まったとされ、7年目ごとに1度開かれてきた。今御柱祭では、コロナ禍により、各祭事で参加者の人数が制限されたほか、氏子による曳行も取りやめとなった。矢澤登祭典委員長(71)=上片桐=は「コロナ禍の中、無事に御柱を建てられたのも皆さんの協力のおかげ。規模を縮小しながらも、伐採や木造り、建て御柱など一連の流れを行うことができ、次世代に引き継がれていくはず」と期待した。

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