御柱屋敷に8本並ぶ 「里曳きこそは曳行」

LINEで送る
Pocket

御柱屋敷に並んだ8本の御柱(代表撮影)

30年ぶりに御小屋山から授かった8本の御柱が、2日の諏訪大社上社山出しで御柱屋敷まで運ばれた。人力による曳行中止を受け入れた氏子たちの思いが詰まった御柱は今、横一列に並び、1カ月後の里曳きを待つ。感染対策のため、トレーラーによる搬送という苦渋の決断を下した大総代たちは「里曳きこそはみんなで曳きたい」とし、感染状況が落ち着くよう神の木に祈った。

諏訪大社上社大総代会でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会の笠原透委員長(75)=諏訪市中洲=は、御柱の前に木札が立てられたのを見届けた上で報道陣の取材に応じ「形は変われども山出しが無事に終わり、安堵した。曳行できず悔しい気持ちもあるが、宮川の水掛けなど、皆さんの協力で精いっぱいのことはできた」と総括した。

その上で沿道の温かな応援を思い出し「みんなやっぱり御柱となると、気持ちが高ぶるんだなあ。御柱祭ってすごいなあ」としみじみと語った笠原委員長。8本に思いを寄せ「里曳きはみんなで楽しくやりたい。それまで待っていてください」と語り掛けた。

おすすめ情報

PAGE TOP