辰野の小中学校分散登校 コロナ対策指針示す

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辰野町教育委員会は、新型コロナウイルス感染対策として、小中学校の分散登校における指針を決めた。「学びと生活リズムの保障」を掲げ、感染拡大で通常の学校生活が困難となった場合、午前と午後の入れ替え制で対面授業、オンライン授業を併用しながら毎日登校を実施。給食も提供して家庭の負担軽減を図る。登校日を区切らずに給食も完全提供する対応方法は、上伊那地方の市町村では初めてという。

指針に基づく対応では、各校で児童や生徒を地区ごとに分けた2班を編成。「グループ1」は午前中に登校して3時間の対面授業を受け、給食後に下校、午後はオンライン授業に参加する。「グループ2」は午前中オンライン授業に参加し、登校後に給食を食べて午後2時間の対面授業を受ける。翌日はグループを交代し、分散登校を続ける。

給食は、グループごと開始時間をずらして分散状態を維持。朝の会と帰りの会は、対面とオンラインを使って学級全体で顔を合わせる時間をつくる。インターネット環境のない家庭については、町教委が通信機器のルーターを無償で貸し出したり、辰野町民会館や町立辰野図書館に通ってのオンライン授業を認めたりして配慮する。

町内小中学校では2020年春、コロナ感染拡大を受けて各校2班制での分散登校を実施。1日におきに登校と休みを繰り返す方式だったが、子どもの生活リズムが安定せず、家庭からは平日に昼食を用意する負担が大きいとの声も寄せられるなど、課題が浮き彫りとなった。

町教委と各校はこうした状況を踏まえ、子どもがタブレット端末を自宅に持ち帰ってオンライン接続するシミュレーションを推進。小学校低学年の児童でも徐々に機器を使いこなせる環境が整ってきたのを受け、新たに分散登校の指針を示すことにした。

宮澤和徳教育長は「子どもの学びを止めないことが大前提。分散登校で命を守る対策を講じつつ、可能な限り学習や食事、人のつながりを保障して、心身とも健全な成長をサポートしていきたい」としている。

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