桜の下で優雅な舞 伊那公園で伊那節まつり

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「伊那節発祥之地」石碑前で伊那節を披露する伊那節振興協会の会員

伊那商工会議所は5日、第63回伊那節まつりを伊那市中央の伊那公園で開いた。桜が咲き始めた園内の「伊那節発祥之地」石碑前で、伊那節振興協会の会員15人が伊那節を披露。市関係者や同商議所関係者ら約40人が参加し、伝統文化の継承を誓い合った。

桜の名所でもある公園には、伊那節を広く普及しようと1960年に市と同商議所が建立した石碑がある。伊那節は、平安時代に木曽の御嶽山信仰で歌われた「おんたけやま」が元とされ、1696(元禄9)年の権兵衛峠の開通をきっかけに伊那に伝わり、伊那では「伊那節」と名前を変えて歌い継がれてきたという。まつりは毎年、桜の見頃に合わせて行われている。

石碑前で神事が執り行われた。続いて同協会会員が名調子を響かせ、三味線や太鼓、尺八の音色に合わせて着物姿の踊り手が優雅に舞った。

「桜が咲き、こんなに良い天気に恵まれたのは久しぶり」と同協会の杉田信弘理事(75)=同市山寺=。「高齢化でメンバーが減少し、伊那節を保存していくのも大変。危機感はあるが、なんとか継承していきたい」と語った。

同商議所の唐木和世会頭は「碑には多くの先輩の思いが込められている。これからも伊那節を大切に伝えていかなければいけない」と話した。

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