辰野3神社「伊那御柱」 重機で曳行へ

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辰野町で今月23~25日に開く、三輪、宮木諏訪、法性の3神社の御柱祭「伊那御柱」の代表役員会は5日、新型コロナウイルス感染防止のため、人力による御柱の曳行を見合わせ、重機などを使って路面を曳いたり搬送したりする共同方針を決定した。安全面を最優先しながら、人数を絞った氏子代表者らの行列を組むなどして地元に御柱を披露し、本祭の雰囲気を盛り上げていく。

曳行方法の見直しは、代表役員会が3月中旬に策定したガイドラインに基づいて判断。5日時点で町における県の感染警戒レベルが「4」以上だった場合、人力でなく重機などで曳行する―との内容で、人が密集する山出し、里曳きのほか、建て御柱も状況によって参加人数、方法を検討するとしていた。

三輪神社は、3月に行った山出しに続いて、本祭の里曳きでも御柱をトラックに積んで搬送する。日程と曳行ルートを一部変更し、御柱は初日に万歳橋から本町信号を経由して、神社まで一気に曳き着ける。氏子たちは列を組んで御幣や地区の旗などを担ぎ、本来の曳行ルートを進む。

宮木諏訪神社は、3月の木場出しで採用したホイールローダーを使って地面を曳行する。御柱の周囲にてこ衆や木やり衆、ラッパ衆が付いて盛り上げる。状況に応じて曳行を休みつつ、過密になりすぎないよう地元住民に参観してもらう形で準備する。日程と曳行ルートの変更はない。

法性神社は、初日の山出しで、トラックを用いて各地区へ御柱を搬送した後、トラクタなどに付け直して地面を曳く。てこ衆やお囃子なども一緒に回り、地元のムードを高めていく。従来の予定通り、2日目に神社へ曳き着け、建て御柱まで行う。曳行ルートは変更しない。

当番神社の三輪神社の長田伊史御柱大祭委員長は「コロナ感染者が増えてきた状況下で、各神社が安全第一で足並みをそろえた。みんな人力で曳きたい思いを抱えての、苦渋の決断。御柱文化を次代へ継承する姿勢を大切に臨みたい」と話した。

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