諏訪地方スキー場の今季利用者数 昨年比大幅増

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諏訪地方のスキー場の今季利用者数は、新型コロナ前の水準には達しないものの、昨季を大幅に上回る見通しであることが5日、各スキー場への取材で分かった。十分な冷え込みと降雪で良好なゲレンデ状態を保てたほか、昨季はほぼ皆無となった団体利用が戻ったのが主な要因。開放的な空間で「密」になりにくいとして、県内にまん延防止等重点措置が適用された期間中も大きな落ち込みは見られなかった。

昨年12月11日から今季の営業を始めた富士見パノラマリゾート(富士見町)は、昨季比53%増の12万8107人となった。コロナ前の2018~19年シーズン(14万1425人)比で1割減の水準まで回復。昨季は首都圏1都3県への緊急事態宣言を機に団体利用が相次いでキャンセルとなったが、今季は若干の取りやめにとどまった。静岡、山梨両県を結ぶ中部横断道の全線開通によって「静岡からの来場者も増えた」という。

措置適用による客足減を心配したというが、アウトドアスポーツへの影響は 限定的だった-と分析。入笠湿原周辺の積雪量も多く、雪原散策を目当てとする人も集めた。雨宮和彦事業部長は「スタッフも最大限の感染防止対策を講じましたし、来場者の皆さんも徹底してくれた」と話す。

蓼科・白樺湖周辺のスキー場は営業を継続中だが、利用者は既に昨季を大幅に上回っている。3月末時点で昨季比30%増の車山高原スカイパークスキー場(茅野市)の吉池仁史支配人は「県内からの利用客が多かった」とし、県民を対象にした県などのリフト券割引企画が「奏功したのでは」と分析する。

白樺湖ロイヤルヒル(茅野市)は3月末で約4万5000人と、昨季比80%の増。小学生から高校生までの団体客が戻ったといい、中山隆樹支配人は「お客さまがコロナに慣れてきたことも理由ではないか」とする。ピラタス蓼科スノーリゾート(同)は3日現在で同32.8%増。「コロナ前の水準に戻った。利用者のコロナ慣れや、雪が豊富だったことが考えられる」としている。

北京冬季五輪の効果を挙げるスキー場関係者も。県北部の大雪やガソリン高で「首都圏から近い諏訪エリアが選ばれた」との見方もある。

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