「タオル帽子」を抗がん剤治療の患者に 原村

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タオル帽子の材料となる未使用タオルを募る菅原さんや原村更生保護女性会の役員ら。原村地域福祉センターに回収ポスト(中央)を設置した

抗がん剤治療で脱毛に悩む患者らのために「タオル帽子」を広げたい-。原村地域福祉センターの出入り口に、未使用タオルの回収ポストが設置された。寄せられたタオルは住民有志が回収し、タオル帽子を手縫いする。完成したら諏訪地域の病院や福祉施設に贈りたい考えで、患者のストレスや不安の軽減につなげていく。

活動のきっかけは盛岡市出身で原中学校の家庭科教諭の菅原亜美さん(23)。高校時代、委員会活動でボランティア団体「岩手ホスピスの会」(同市)を通じてタオル帽子を知った。大学時代に6歳年上の姉が突然脳の病気で倒れ、手術のために髪を短くする必要があったが、タオル帽子を贈ると喜ばれたという。

昨年10月ごろから村内でも広めたいと村社会福祉協議会の協力を得て、同村の多世代交流拠点「おいでなして原宿」で住民向けにサロンを開き、タオル帽子の作り方を教えている。1枚のタオルを手縫いして1個を仕上げるタオル帽子は通気性や吸水性に優れるほか、抜け落ちた髪の毛の処分も楽になる。明るい柄や優しい肌触りが精神的なゆとりにつながり、治療への前向きな姿勢も後押しするという。

ポストは常設で、菅原さんが代表を務めるタオル帽子の会原村支部が設置。協賛する村更生保護女性会の会員が手縫いするほか、おいでなして原宿(現在は新型コロナの影響で休館中)で毎月第1木曜日の午前10時からサロンを開いて住民有志と一緒に作製する計画だ。

菅原さんは「裁縫が苦手でも、未使用タオルの寄贈で気軽に協力してもらえたら」と呼び掛けている。募集する未使用タオルは手ぬぐい(マフラー)サイズが基本。問い合わせは村社協(電話0266・79・7228)へ。

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