千人塚公園にテレワーク拠点完成 飯島町

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コワーキングスペースで城ケ池を一望する広間「ワーキングラボ」=8日、飯島町七久保千人塚公園

飯島町は七久保の千人塚公園にある既存施設を活用し、通信環境を整えた宿泊もできるテレワーク拠点を完成させ23日、稼働を始める。サテライトオフィスや企業研修などにも幅広く使えるコワーキングスペースを開設。公園の指定管理者「紡縁社」(同町)が管理運営にあたる。標高830メートルの高台にある湖畔の閑静な立地を生かして企業や個人らの利用促進を図り、地元住民も関われる施設にする。

コロナ禍で働き方が変革する中で、町が都会で働く人たちの誘客を図る「飯島流ワーケーション事業」に対応。短期から長期滞在まで、仕事と余暇が両立できる環境を整えた。国の助成を用いて事業費は4462万円。

過去に旅館や食事処として使われた2階建ての建物を改修。1階は主に共有スペースで、椅子や机を完備して仕事ができる広間「ワーキングラボ」を整備した。76平方メートルに及ぶ広さで、園内に広がる城ケ池を望む。利用料は3時間500円程度を予定する。

ほかに会議室や浴場などもあり、食堂では地元農家の農産物やジビエなどを使った和食料理を提供する。

2階は泊まって仕事をする人向けの個室で10~12畳の4部屋(和室、洋室各2室)を設けた。ロフトタイプのコテージ5棟も改修などして活用。同じく宿泊滞在用として提供する。
 
今回の拠点整備を契機に紡縁社は、東京、神奈川、塩尻市の民間3事業所と公園の利用契約を結んだ。それぞれ環境や飲食、ワーケーション支援の分野に取り組んでいるコンサルタントで、3社の従業員が施設利用するだけでなく、共同事業や取引企業からの誘客など波及効果も見込んでいる。

「ただ単に外部の人たちにスペースを貸し出すのではなく、一緒に事業を起こしたり、地域とつながるような取り組みにしたい」と紡縁社代表の宮下広和さん、正子さん夫妻。

稼働前には住民向けの内覧会を開くほか、利用料などの地元優遇も検討しており「仕事をしている人の横で、町の子どもたちが宿題をやっている環境があってもいいと思う。『お帰りなさい』と迎え、みんなが愛してくれる場所になれば」と期待した。

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