下社里曳きへ練習本格化 東山田長持保存会

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下社里曳きに向けて、遅れを取り戻そうと連日、練習を重ねる東山田長持保存会

諏訪大社御柱祭下社里曳(び)きに合わせて行われる「神賑(かみにぎ)わい催物パレード」に出演を予定する「東山田長持(ながもち)保存会」の練習が本格化している。3月末から開始し、4月からは週5日の夜間練習が続く。新型コロナウイルス感染予防のため練習ができず、例年よりも本番までの時間が少ない中、会員たちは「里曳きできちっと担げるように形にしたい」と励んでいる。

同会は諏訪大社の供物運びに奉仕した「御用長持(ごようながもち)」の流れをくむ。多くの長持ちの中でも古い形を伝えており、荷物を揺らさない静かな所作や、地味な衣装が特徴。約7メートルのさおや長持ちを含めた総重量は200キロ余り。まずは重みに慣れることが重要で、その後、担ぎ手3人で息の合った所作を作り上げていく。

12日夜は公民館に約15人ほどが集った。月明りの下、住宅街に長持ち唄が響く中、担ぎ手は所作を確認しながら長持ちを担いで練り歩いた。新人にはベテランたちが「胸を張れ」「いいぞ」などとアドバイス。会員である父親の影響で今年から保存会に入った北澤風我(ふうが)さん(24)と弟の空大(そらと)さん(23)は「息が合うと楽しい。ベテランたちに追い付けるよう頑張りたい」「次の御柱祭も見据えて続けたい」と意欲を見せた。

青年部長の森杉貴紀さん(39)は「パレードで担ぐことで、次の世代にとっていい経験となり続けてもらえたら」話した。滝脇正志会長(63)も「皆さんに見てもらうために練習している。里曳きでぜひ担ぎたい」と願った。

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