中村不折”自慢の逸品” コレクション展

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日本画を中心に、個人などが所蔵する自慢の不折作品が並ぶコレクション展

日本画を中心に、個人などが所蔵する自慢の不折作品が並ぶコレクション展

伊那市高遠町で幼少期を過ごした画家で書家の中村不折(1866~1943年)の生誕150年を記念した「私たちのコレクション展」が15日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれる。個人などで所蔵する不折の作品を同館が公募し、約200点の中から74点を厳選して展示。日本画を中心に油彩画、書など自慢の逸品を並べる。11月13日まで。

同館学芸係長の岸田惠理さん(58)は「不折は洋画や書に比べると日本画が注目されることが少なかったが、評価を覆す素晴らしい作品が集まった」と話している。県内外から応募があったが中心は上伊那地方で、作品には所蔵者のコメントも添えた。

古代中国の故事「竹林七賢」を描いた日本画の所蔵者は「明治時代に祖父が購入。いいものだということで代々伝わっている。高遠美術館で不折の洋画を見て、ますます自慢に思うようになった」とコメント。漢詩の書を出品した人は「不折の行書、楷書の書き方が珍しかった。人にはあまり見せず、密かに自分の喜びにしている」と寄せた。

今回集まった日本画の中には、洋画の写実や書の筆法などの要素がみられ、岸田さんは「洋画、日本画、書とそれぞれを評価するのではなく、どういう関係性があるのか総合的に見ていくことが大切」と話す。

展示に合わせて出品74点の図録も刊行し、会場で500部限定1500円で販売。10月22日、11月5日の午後1時30分からは岸田さんによる作品案内もある。

開場時間は午前9時~午後5時で月曜休館。観覧料は500円で高校生以下無料。問い合わせは同館(電話0265・73・8822)へ。

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