書道とジオパークのコラボ 藤井さん作品展

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南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークを表現した書作品について語る藤井さん

伊那市創造館で15日、飯島町在住の書家、藤井璃石(本名・利衣子)さん(51)の作品展「書×ジオパーク展」が始まった。貴重な地質や地形が見られる南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークなど6地域の見どころを表現した力作12点を出品。写真パネルとともに、地質遺産の魅力を伝えている。6月13日まで。

ジオパークは地球(ジオ)と公園(パーク)を組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味する。日本ジオパークに46地域が認定されており、藤井さんは2011年から30地域以上を巡っている。市のジオパーク専門員も務めた。現在は町内で書道教室を開く傍ら、ジオパークを走って撮影した動画の配信を続けている。

会場では、洞爺湖有珠山、下北、浅間山北麓、山陰海岸、三島村・鬼界カルデラなど各地のジオパークを取り上げた。さまざまな書体で特徴を表現した四字熟語と、その土地にちなんで昔の人が詠んだ和歌をしたためて展示。言葉の意味や歌の作者、モチーフとなった場所の写真を添えている。

伊那市、飯田市、下伊那郡大鹿村、富士見町にまたがる南ア(中央構造線エリア)ジオパークでは、「山河襟帯」の草書を紹介し、地形が敵の攻撃を防ぐことに有利だった高遠城址公園(伊那市)についても解説。山奥からは空が少ししか見えないと詠んだ宗良親王の歌「いづかたも山の端ちかき柴の戸は月見る空やすくなかるらむ」のかな書も飾っている。

ジオパークについて「地形や地質だけでなく、そこで育む生き物や人の歴史、文化の多様性にもつながりがあり、丸ごと楽しめる場所」と藤井さん。「書と組み合わせることで、さらなる魅力を感じてもらえれば」と話した。

入場無料。午前10時~午後5時。火曜日は休館。問い合わせは同館(電話0265・72・6220)へ。

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