中アの魅力再認識 ウェストン祭

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ウェストンのプレートに献花する小泉さん(右)と蔡さん

ウェストンのプレートに献花する小泉さん(右)と蔡さん

日本アルプスを世界に広めたイギリス人登山家のウォルター・ウェストン(1861~1940年)を顕彰する「中央アルプス・ウォルターウェストン祭」の登頂記念式典が14日、中央アルプス千畳敷で行われた。地元の観光、山岳関係者や一般参加者ら32人が出席。ウェストンの顔が描かれたプレートに献花し、功績をたたえたほか、一帯の自然を学ぶ講習会もあり、中アの魅力を再認識した。

ウェストンの中ア登頂から120年を記念して、2011年に始まったイベント。駒ケ根観光協会と市の主催で開き、6年目となる。上伊那地域では今年度、中アの「日本ジオパーク」化に向けた広域的な取り組みがスタート。認定に向けた気運を高める狙いもあり、今回は東京学芸大学名誉教授の小泉武栄さん(68)をゲストに招き、中ア一帯の地形や地質などを学ぶ催しも企画した。

式典では同協会の小原恒敏会長が「中アの魅力が世界に向けて発信できる基盤がだんだん整ってきた。それぞれの立場でこれからも中アを愛してほしい」とあいさつ。インバウンド事業(海外からの誘客)の一環で駒ケ根を訪れた台湾の広告会社に勤める日本市場担当者の(ツァイ・ヤウェン)さん(45)と小泉さんが、ウェストンのプレートに花を捧げた。

講習会では千畳敷周辺を歩き、一帯の自然を学んだ。講師を務めた小泉さんは「中アは日本の氷河地形研究の発祥の地。花崗岩でできているきれいな山で、植物も特有の分布を示している」と指摘。ジオパーク化に向けては「これだけのものを持っていて、ロープウエーですぐに上がってくることもできる。非常に大きな価値を持っている」と歓迎していた。

13日夜には前夜祭として「世界の山と街×中央アルプスジオパーク」をテーマにしたリレー講演会が市内であり、小泉さんをはじめ3人のパネリストが自然や教育、観光の観点から中アの魅力を語った。

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