実技講習リモートで 伊那中央病院iMSC

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伊那中央病院(伊那市)メディカルシミュレーションセンター(iMSC)は4月から、リモートによる実技講習を始めた。小中学生を対象に「学校での心臓突然死ゼロ」を目指す「学校PUSHコース」から取り入れ、順次拡大していきたい考え。新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域に向けた活動が制約を受ける中、リモートでも行えるよう準備を整えた。

iMSCは、医療従事者の知識や技能向上を目指して2014年4月に開設。約50種類のシミュレーター(模擬訓練機器)を備え、地域の医療関係者、介護職員、学生の研修・教育や、地域住民への啓発活動を行っている。

同コースは19年から始めたプログラム。目の前で誰かが倒れたときに迷うことなく命を救うための「胸をPUSH」「AEDのボタンをPUSH」「あなた自身をPUSH」の三つの「PUSH」を実技体験しながら心肺蘇生法を学び、命の大切さや人を思いやる気持ちを育む。

通常は学校などにインストラクターを派遣して講習を行っているが、インストラクターの派遣が難しい場合にオンラインで病院と講習会場を接続。病院スタッフが心臓マッサージのトレーニングキットなどを講習会場に届け、ウェブ会議システムを活用して双方向で講習を行う。

限られた時間の中で効率的に講習できるよう新たに動画も作成。インストラクターの説明と組み合わせる。

リモートによる実技講習は同コースのほか、地域の医療従事者を対象にした研修や、子ども 向けの医療体験イベント「ブラックジャックセミナー」「キッズセミナー」などでも順次、実施方法や形態を検討していく考えという。

iMSCは「感染防止のため、院内に人を入れたり、院外に人を派遣したりすることが難しい中で、リモートで実技講習が行えるよう検討と準備を進めていた」と説明。「積極的に利用してほしい」と呼び掛けている。

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