両角家の寄贈品並ぶ 八ケ岳美術館で企画展

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両角家から贈られた作品も展示された「考古学者両角守一と清水多嘉示をとりまく諏訪の人々」展=原村の八ケ岳美術館

考古学者の両角守一(諏訪市出身、1898~1936年)が、旧制諏訪中学校(現諏訪清陵高校)の同級生で渡仏中の芸術家、清水多嘉示(原村出身、1897~1981年)とやりとりした手紙などを展示した企画展が、原村の八ケ岳美術館で開かれている。

昨年末に両角家(東京)から同館に寄贈された、両角が所蔵していた資料や絵画などを初公開。両角と清水の手紙のほか、諏訪中で2人を教えた美術教師西岡瑞穂や、両角と親交のあった中川紀元らの油彩画や水彩画なども並べている。
 
企画展は、清水の生誕125年記念を兼ねた「考古学者両角守一と清水多嘉示をとりまく諏訪の人々」。

清水は諏訪地方で代用教員を務めながら画家として活躍し、絵画の修行のため1923年に渡仏した。この時、「渡欧後援画会」をつくり支援した一人が両角。両角は滞仏中の清水を介して近代彫刻の巨匠とされるアントワーヌ・ブールデルと知り合い交流が生まれた。

展示品の中には後援画会の史料や、両角が贈った仏像に対するブールデルからのお礼の手紙などのほか、両角家からの寄贈時に、巻いて保管されていた清水作の「少女」も額装して飾っている。両角自身が描いた風景画もある。

学芸員の塚崎美歩さんは「今まで眠っていた作品や資料が初めて公開されることになった。守一と交流のあった作家作品を鑑賞してもらいながら、考古学への情熱も感じ取ってもらえれば」としている。

6月26日まで。会期中無休。入館料は高校生以上510円、小中学生250円。問い合わせは同館(電話0266・74・2701)へ。

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