5Gラボ開所 岡谷の県工業技術総合センター

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開所式が行われた次世代高速通信モジュール評価試験棟

岡谷市長地片間町の県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門で20日、次世代高速通信モジュール評価試験拠点(5Gラボ)の開所式が行われた。「5G」「ポスト5G」に対応した次世代電子部品・電子モジュールの開発を総合的に支援する拠点。県内企業の材料開発から性能評価まで一貫して支援する。

県が国の交付金を活用して開設した。材料評価、成膜、機械加工、光学・電気特性評価に関する機器を設置して、共同開発環境を整備。次世代電子機器を対象に、同部門が持つ幅広い要素技術で地域のものづくり産業を支える。

同部門敷地内に次世代高速通信モジュール評価試験棟を新築。鉄骨造1階建て、延べ床面積494平方メートルで、試験研究室5室を配置して主に製品の評価を行う。また既存棟の一部を改修して試験研究室5室を設け、試作のための研究開発を行う。

5Gラボには新たに材料分析や成膜開発などの機器11機種を設置。このうち「世界最高レベル」(同部門)という「極表面複合分析装置」は、基板用誘電材料などの最表面の化学状態を原子レベルで分析できる。拠点の機器を企業の現場からリモートで利用できるシステムも導入した。

新棟で開いた開所式には県、県議会、岡谷市、産業支援機関の関係者ら約20人が参加。関昇一郎副知事はあいさつで「ポスト5Gをにらんだ電子部品の開発には県も期待している。地元でも5Gラボの建物、機械設備を有効活用してほしい」と呼び掛けた。地元の木やり師の木やりの披露もあり、競争力強化を図る拠点の誕生を祝った。

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