住民の暮らし支援 富士見で集落巡回マルシェ

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「出張マルシェ」で富士見町産の野菜や山菜、農産加工品などを買い求める女性たち=下蔦木

富士見町は21日、町内の道の駅「信州蔦木宿」と障がい者就労継続支援事業所「Jumpin,(ジャンピン)」に委託し、町中心部から離れた集落で地元農産物や日用品などを販売する「出張マルシェ」を始めた。買い物に出掛けることが困難な高齢者らの暮らしを支えるとともに、地産地消や住民同士の交流促進につなげる狙い。来年3月にかけて山梨との県境に近い河路地区(落合)の6集落、境地区の3集落に毎月1回出張する。

昨年度は高齢者サロンに合わせて2度の出張マルシェを催したが、名取重治町長が2期目の公約に掲げた集落の活力維持や生活支援の一つにも位置付けて拡充。9集落を3グループに分けて月1回、1日3集落を巡回する。

愛らしいカメメロンパンも人気を集めたJumpin,の移動販売=上蔦木

初回は下蔦木、上蔦木、神代に出張した。信州蔦木宿は朝に持ち込まれた町内産のネギやアスパラガス、Jumpin,はボリューム満点の手作りパンを販売。タラの芽やコゴミといった山の幸、缶詰や乾麺などの食品、日用品や衛生用品も並んだ。

下蔦木の一人暮らしの高齢女性は「高齢者が多く、街まで遠い集落なので、助かる人は多い。 この辺で作れない野菜があればうれしい」。別の女性は「コロナで集まりが減り、きょう久しぶりに会った区民もいる。商品を見ながらの会話が楽しいね」と喜んでいた。上蔦木の女性は「かぶりついてみるかねぇ」とハンバーガーも購入。Jumpin,は「出張販売の機会が減る中、地域に貢献できて、地元の方に商品を知ってもらえるこうした場はうれしい」と話した。

産業課営農推進係の職員2人が同行。マルシェの旗を掲げたり感染防止対策を講じたりし、町商工会のしらかば宅配も周知した。瀬沢、机、平岡は28日、境地区の葛窪、先達、田端は5月12日に初回の出張マルシェを行う。

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