空き家マッチングサービス開始 諏訪市

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チラシを手に空き家利活用のエントリーを呼び掛ける市職員

諏訪市が、空き家の所有者と活用希望者をつなぐ「空き家マッチングサービス」を新たに始めた。地方移住や中古住宅に対する需要の高まりを受け、流通していない「利活用できる空き家」を掘り起こし、地域の活性化を図る考え。空き家を「使ってほしい人」と「使いたい人」をそれぞれ募集している。

同市は、県宅地建物取引業協会諏訪支部と協定を締結し、所有者から寄せられた物件を「空き家・空き地バンク」に登録して公開している。市地域戦略・男女共同参画課によると、22日現在の登録物件数は258件。内訳は中古住宅49件、貸家26件、空き地134件、貸事務所49件となっている。

マッチングサービスは、移住促進と地域活性化を推進する新たな空き家対策で、県内では佐久市が移住施策の一環で取り組んでいる。空き家バンクで対象外の「流通が難しい物件」も受け付け、空き家の利活用を促す。重点地区を設けて利活用を促進し、移住や交流人口の増加につなげたい考えだ。

利用方法は、エントリーシートを市都市計画課に提出し、担当職員のインタビューに応じ、情報を整理して利用者登録をする。情報は諏訪市が管理し、条件が一致する人同士をつなぎ、当事者に限定して情報を提供する。交渉は当事者間で行い、マッチングが完了した場合は市に報告する。空き家バンク制度との併用はできない。

市都市計画課によると、利用者の募集は4月から始まった。エントリーシートの提出は活用希望の1件だが、市が広報すわや固定資産税納税通知書でサービスの周知を図ったこともあり、所有者から「売れずに放置している家を手放したい」「活用してくれる人を探している」といった問い合わせが多数寄せられているという。

5年に1度行う住宅・土地統計調査によると、2018年の同市の空き家は5960件、空き家率は22.3%だった。同課は「今は空き家ではなくても、次の世代の皆さんに必要とされる建物かどうか、この機会に考えてもらえたら」と語り、空き家の利活用に向け気軽な相談を呼び掛けている。

問い合わせは、市都市計画課建築住宅係(電話0266・52・4141、内線267)へ。

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