本県初 中部ブロックDMAT実動訓練

LINEで送る
Pocket

伊那中央病院に設置されたDMAT活動拠点本部

伊那中央病院に設置されたDMAT活動拠点本部

大規模災害の発生時に中部地方9県から派遣される災害派遣医療チーム(DMAT)の「中部ブロックDMAT実動訓練」が15日、中南信各地で行われた。県や医療機関などでつくる県災害医療本部と県災害対策本部が中心となって実施。上伊那地方では、伊那中央病院(伊那市)や昭和伊南総合病院(駒ケ根市)などを会場に、病院支援訓練やドクターヘリによる地域医療搬送訓練などを繰り広げた。

訓練は2011年から9県で順に行い、今年初めて長野県で実施した。想定は同日午前6時、伊那谷断層帯の活動でマグニチュード8・0の地震が発生し、伊那市や駒ケ根市などで震度7の揺れを観測。建物崩壊や火災などで大きな被害を受け、死者は約1500人、負傷者は約8500人に上る―とした。県内外からDMAT77チーム374人が参集し、県の医療や行政、消防などの関係機関から約1000人が参加した。

上伊那医療圏の活動拠点本部に指定されている伊那中央病院では、同病院などが保有するDMATが活動拠点本部を設置し、集まった約10チームに指令を出した。この日に合わせて同病院が行った職員対象のトリアージ訓練や医療救護訓練に参加したほか、伊那市陸上競技場から信州まつもと空港までドクターヘリで患者を搬送する訓練を行った。

県医療推進課は「実際の災害では事前に準備ができず、スムーズな対応が難しいかもしれない。だが、中部ブロックDMATは東日本大震災や御嶽山噴火などにも派遣されている。その経験を生かし、大規模災害に備えて訓練を行ってほしい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP