諏訪で12日ぶり夏日 八重桜満開に

咲き誇る「文学の道公園」の八重桜
県内は25日、高気圧に覆われて広く晴れ、午後から気温が上昇した。長野地方気象台によると、諏訪の日中の最高気温は6月下旬並みの25・7度まで上がり、12日ぶりの夏日となった。
諏訪市役所近くの「文学の道公園」では、八重桜が満開となった。公園を囲むように植わる木から丸みを帯びた濃いピンクの花が垂れ下がり、辺りを彩った。強い日差しが降り注ぎ、訪れた子どもたちは半袖姿。駆け回ったり、遊具に登ったりしていた。
ブランコを楽しんでいた上諏訪小学校3年生(8)と5年生(10)の姉妹は「遠くまでピンク色が見えた」「かわいい花でドレスに似合いそう」と笑顔を見せた。
市都市計画課によると、親水公園は、度重なる水害を防ぐため付け替えられた島崎川の廃川敷を活用して整備。諏訪地方ゆかりの島木赤彦や新田次郎、平林たい子などの歌碑、文学碑がある。
26日は前線や湿った空気が流れ込み、昼すぎから次第に雨になると予想している。