踊りで里曳き盛り上げ 「矢ケ崎恋」練習開始

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感染対策を取りながら練習を始めた矢ケ崎恋。「御柱祭を盛り上げたい」と語る小平代表(手前右)

茅野市本町の女性たちでつくる踊り連「矢ケ崎恋」(小平真矢代表)が諏訪大社上社里曳きに向けて練習を開始した。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、「今回の御柱祭では踊れない」と悔しい気持ちを抱えていた小平代表(46)が連の若いメンバーの熱意と山出しを見つめる地域の高齢者の姿に背中を押され、出演を決意。「どこまでできるかわからないが、御柱祭を盛り上げたい」と意気込んでいる。

「地元、本町、矢ケ崎に思いっきり恋してます」と語る小平代表率いる矢ケ崎恋のメンバーはそろいの白い法被に誇りを持つ。過去の御柱祭では里曳きで日ごろの練習の成果を披露し、会場を魅了した。

今回は感染防止対策で練習拠点の本町公民館が使えない時期もあり、一時は諦めていたが、御柱をトレーラーで運搬した上社山出しを見学し、考えを改めた。きっかけは区内のお年寄りの目の前を通り過ぎるトレーラーの姿を見たこと。「数十分も前から法被を着ておんべを手にしたおじいちゃん、 おばあちゃんが道路沿いに並んでいた。今か今かと楽しみにしていたのにトレーラーはあっという間に行ってしまった。なんだか悲しかった」。その思いは小平代表だけではなかった。「踊れるかどうかわかりませんが、踊れることを信じて練習しませんか」。若いメンバーの言葉に突き動かされた。

諏訪大社の大総代組織が15日、里曳きを人力による曳行で行う旨の発表を行った。これを受け矢ケ崎恋は練習を本格化。自主練習に加え、週2、3回ほど集まり、息を合わせている。

レパートリーは10曲あるが、里曳きでは御柱祭初披露の1曲を含む4曲で会場を盛り上げたい考えだ。鳴子を使うエネルギッシュなよさこいから扇子を用いたしとやかな踊りまで。小平代表は「曲数は少ないが自信のある曲の完成度を高めて皆さんに届ける」と語る。

御柱大祭実施に関するガイドラインの趣旨に沿い、メンバーを絞り、密集を避けつつ踊りを披露する方針で、「冷静に感染対策を取りながら情熱を持って御柱祭を盛り上げたい」と意気込んでいる。

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