伊那まつり3年連続中止 代替案は行政が支援

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伊那市の市民祭り「伊那まつり」は、新型コロナウイルスの感染予防のため、今年も中止する。中止は3年連続。関係機関や団体でつくる伊那まつり委員会(会長・白鳥孝市長)が27日に伊那市役所で会合を開き、方針を決めた。民間団体などが代替イベントを企画した場合は、行政が支援する。

伊那まつりは例年8月の第1土・日曜日に開かれる伝統的な催し。今年で65回目になる。中心市街地を約100連・6000人が踊る「市民おどり」、各種団体のステージ発表や屋台を楽しむ「遊ingビレッジ」のほか、花火大会もある。前身の「勘太郎まつり」を含め1958年から続いている。

委員会では、事務局が事前に各部門の担当者らでまとめた検討内容を報告。祭りの華というべき市民おどりは「マスクを着用した状態で踊ることに健康上の不安がある」「観客が適度な距離を取って行動してくれるかは制御できない」「コロナ禍で参加者数が予想できない」など、対策が難しい要素を説明した。

出席者からは「市民たちの夏の楽しみの場がなくなってしまう」と開催を望む声が上がり、現時点での判断を困難とする意見も。一方で事務局は、開催の可否を先送りした場合、祭りの準備に関わるさまざまな支出が発生してしまい、対処がさらに複雑化するとして、この時期の判断が必要とした。

白鳥市長は「検討を重ねた上での苦渋の選択だった。市民の皆さんの安全や生命を考え、中止という決定をしてもらった。ご理解いただきたい」とし、代替案については「しっかりと支援していきたい」と話していた。

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