史跡巡りアプリ制作 上社周辺まちづくり協

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スマートフォンやタブレット端末をかざして史跡の方角や距離を表示するアプリケーション

諏訪市中洲神宮寺の住民有志らでつくる「上社周辺まちづくり協議会」と公立諏訪東京理科大学(茅野市)は、諏訪大社上社周辺の史跡巡りに役立つアプリケーション「信州神宮寺史跡ガイド」を制作した。スマートフォンやタブレット端末を空間にかざすと、目的地の方角や距離などが表示される「エアタグ」を採用。ガイドブックを持たずに街歩きが楽しめる。

同協議会は2019年、「神宮寺周辺の昔の街並みをデジタルで再現したい」と、当時同大工学部情報応用工学科の教授だった三代沢正・現客員教授(メディア応用技術)の研究室に協力を依頼。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を応用したさまざまなシステムの開発に共同で取り組んだ。プロジェクトには研究室所属の学生も参加し、約4年を費やして同アプリを作り上げた。

アプリは、表示に従って目的地に近づき、史跡の名前が書かれたタグに触れると、簡単な説明文や写真が表示される仕組み。説明文の読み上げ機能も付与した。データ化した観光客の特徴をより良いまちづくりに役立てるため、利用開始時に年代や性別の選択を求めるが、無回答でも使える。史跡は諏訪、茅野両市の38カ所を表示する。

卒業研究でアプリ開発に携わった遠藤凱さん(23)=塩尻市=は「10回以上も現地を歩きながら作ったので、苦労が実ってくれてうれしい。たくさんの人に利用してもらいたい」と期待した。

三代沢客員教授は「地域の資産をどのように価値に変え、ブランド化していくかが大きなテーマ。デジタル技術を応用した研究で、今後も貢献していくことができれば」話した。

アプリは現在アンドロイド版のみの配信で、iOS版は夏ごろをめどにリリースする。

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