昔懐かしの瓶ずらり 中川村内3カ所で企画展

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アトリエ棟の浴室に飾り付けられた膨大な化粧瓶と、持ち主の錦鯉野さん

中川村大草のアンフォルメル中川村美術館は、明治~昭和中期のガラス瓶をそろえた企画展「空きびん大百科」を、同館をメイン会場に村内3カ所で開いている。安曇野市出身のレトロ瓶収集家で黒板アーティストの錦鯉野アキコさん(46)が所蔵するガラス瓶約700点などを展示。プラスチック容器に切り替わるまで日常生活で盛んに利用されていた多彩な形や色の瓶が並び、来館者たちが興味深そうに見入っている。

錦鯉野さんは約3年前から、ガラス瓶を土中から掘り出すボトルディギングに傾倒。松本地方を中心に県内外の集落跡などで「宝探し」を楽しみ、これまで集めた瓶は1000点以上。瓶に施された模様や加工の仕方から、製造年代を推定できるという。

会場には、カレー粉や目薬、炭酸飲料の専用瓶など、昔懐かしの瓶がずらり。20リットル以上ものワインが入る巨大ボトル、きらめくような黄緑色をした貴重なウランボトルも。1923年に現・中川村で誕生した養命酒製造(東京都)から借り受けた、薬用養命酒の歴代ボトルも展示。杯を添えて祝宴風に飾り付けるなど、楽しく鑑賞してもらえるよう工夫を凝らしている。

錦鯉野さんは「当時の職人魂を感じさせる、温かみあるレトロ瓶の魅力に触れてもらえれば」と期待。黒板に描いたパステル画約20点も飾る。

5月8日まで。火、水曜は休み(同3、4日は開館)。同館は入館料が必要。サテライト会場の米澤酒造と額縁屋タクラマカンは見学無料。

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