釜無アツモリソウ 人工培養苗の販売開始へ

LINEで送る
Pocket

釜無ホテイアツモリソウの保護を目的に初めて試みた昨季の対面販売。今季は6月14日から開始する

富士見町アツモリソウ再生会議は、釜無山周辺に自生する釜無ホテイアツモリソウの保護再生を目的に、6月14日から人工培養苗の販売を始める。園芸種を入手できるようにして、乱獲の防止や自生地の保全につなげる試みで2季目に入る。7月6日までの間の計14日間、富士見パノラマリゾート(同町)で対面販売。初年度並みの1800株の販売を目指し、収益を自生地の保護活動や啓発活動に用いる。

28日の会議で決定した。識者や町民、民間企業、富士見高校、町役場などで構成しており、自生地保護を主に活動しながら、食品メーカー「ニチレイ」の技術・資金協力を得て人工培養苗を作製。十数年の歳月を経て年1万株を生産できるようになり、国、県に必要な届け出をした上で昨季初めて販売し、期間中に延べ約600人が購入した。

6月14日を皮切りに期間中の火、水、金、土曜日の午前10時~正午に販売する。転売や譲渡を防ぐため、購入者には身分証明書の提示と、管理シートへの記入を求める。いずれも葉株と幼苗で、価格は大きさで異なり、葉株は1株2000~4000円。今季は新たに、販売日の午後に購入者と再生会議メンバーの意見交換会を開いていく。

ホテイアツモリソウはラン科の多年草で、絶滅危惧IA類に指定される。「釜無」は釜無山、入笠山周辺にのみ自生する固有種で、赤紫色が濃いのが特徴だ。今年度も自生地周辺の巡視、監視活動を継続。3冊目となる記録集作成も計画している。中山洋会長は「目標に向かって一歩ずつ前進し、活動や成果も誇れるものになってきた。町内で近い将来、アツモリソウサミットを催したい思いがある」と語った。

販売の詳細は富士見町アツモリソウ再生会議の公式ホームページへ。

おすすめ情報

PAGE TOP