2022年4月30日付

LINEで送る
Pocket

144分の1。昭和のロボットアニメを見て育った世代には親しみを感じる縮尺ではないだろうか。アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)は放映当時、手ごろなサイズと価格帯で人気を集めた。販売開始から40年以上経過した現在も需要が増大しているそうだ▼玩具メーカーのバンダイスピリッツ(東京都)はガンプラの需要急拡大を受け、静岡県内に新工場を建設すると発表した。国内外でのガンダム人気に加え、新型コロナウイルスによる「巣ごもり」が需要の増大に拍車を掛けていると聞く▼経済産業省の統計によると、感染症が拡大した2020年から昨年に掛けてのプラモデル生産・出荷数は多少の上下動があるものの右肩上がりで推移。海外輸出も好調で、国内と同様にプラモデル人気が高まっているとみている▼「無心になりたい」。そんな衝動に駆られ、先日十数年ぶりにプラモデルの箱を開けた。説明書で手順を確認しながら豆粒大の部品を組み合わせる作業の連続。夢中になって取り組んだ後は心地よい疲労感に包まれ、気分転換に最適な作業だと改めて実感している▼コロナ禍で迎える3度目の大型連休に突入した。感染防止に配慮して「おうち時間」を増やす家庭も多いのでは。趣味や勉強など自分の時間を満喫する好機でもある。有意義に時間を使いたい。未完成の模型を眺めながら、そんな思いを強くしている。

おすすめ情報

PAGE TOP